歯列矯正で痩せるのか?原因とリスクを解説
歯列矯正で「体重が減った」「痩せた気がする」と感じる方は少なくありませんが、矯正治療はダイエット目的ではありません。
その背景には、治療特有の理由や注意すべきリスクがあります。
本記事では、痩せたと感じる原因や正常・異常の判断基準、痩せすぎの影響と対策を解説します。
歯列矯正が原因で痩せることはない

歯列矯正自体に脂肪燃焼や代謝を高める作用はありません。
矯正中に痩せたと感じるのは、痛みや噛みにくさ、食事の手間などから食事量が減ることが主な原因です。
歯列矯正中に「痩せた」と感じる人が増える理由

歯列矯正中に「痩せた」と感じる人が増える理由は次のとおりです。
- 食事量が減る・噛めないストレスがある
- 痛みや違和感による食欲低下
- 無意識のカロリー不足
それぞれ解説します。
食事量が減る・噛めないストレスがある
歯列矯正中は、普通に噛んで食べるという行為が難しくなり、自然と食べられる量が減ってしまう方が少なくありません。
また、噛むたびに痛みや違和感があると、食事そのものがストレスになります。
痛みや違和感による食欲低下
矯正装置の調整直後は、歯が動くことで痛みや圧迫感を感じやすくなります。
特に、調整後数日は食事が億劫になりやすく、軽く済ませる日が続くと、エネルギー不足の状態になりがちです。
無意識のカロリー不足
歯列矯正中の体重減少で注意したいのが、自覚のないままカロリー不足に陥っている状態です。
間食を減らしたり、外食を控えたりすることで、必要なエネルギー量に達していないことがあります。
歯列矯正による体重減少は正常なのか異常なのか

歯列矯正による体重減少については以下のとおりです。
- 一時的な体重減少の目安
- 痩せすぎが疑われる目安
順番に解説します。
一時的な体重減少の目安
歯列矯正を始めた直後や調整後に、1〜2キロ程度体重が減ることは珍しくありません。
この程度の体重変動で、体調に大きな問題がなく、食事量も徐々に戻ってきている場合は、一時的な変化として様子を見ることができます。
痩せすぎが疑われる目安
一方で、短期間に3キロ以上体重が減った場合や、体重が減り続けて戻らない場合は注意が必要です。
疲れやすさやめまい、集中力の低下などの症状が出ている場合、単なる一時的な体重減少とは言えない可能性があるため、注意しましょう。
歯列矯正による痩せすぎが続くと起こりうるリスク

歯列矯正による痩せすぎが続くと起こりうるリスクは下記のとおりです。
- 栄養不足・体力低下
- 顔の痩けやフェイスラインの悪い変化
- 治療の進行への影響
それぞれ解説します。
栄養不足・体力低下
痩せすぎの状態が続くと、エネルギーだけでなく、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすくなります。
その結果、疲れやすくなったり、免疫力が低下したりすることがあります。
顔の痩けやフェイスラインの悪い変化
体重減少が進むと、頬がこけたり、フェイスラインがやつれた印象になったりすることがあります。
歯並びが整ってきても、顔全体のバランスが崩れて見えると、満足度が下がってしまいます。
治療の進行への影響
極端な栄養不足は、歯を支える骨や歯周組織の回復に影響を与えることがあります。
その結果、痛みが強く出やすくなったり、治療の進行が遅れたりするケースも考えられます。
歯列矯正をスムーズに進めるためにも、健康な体の維持は大切です。
歯列矯正中でも体重を維持する対策

歯列矯正中でも体重を維持する対策は以下のとおりです。
- 食べやすく栄養価の高い食事をする
- 装置別(ワイヤー・マウスピース)の工夫を行う
- 以前の食べる量と比較してみる
- 食事をめんどくさがらず、意識して摂取する
それぞれ説明します。
食べやすく栄養価の高い食事をする
硬い食事は痛みやストレスから食事量が減りやすいため、少ない咀嚼でも栄養を摂れる工夫が必要です。
やわらかく調理した肉や魚、卵、乳製品を取り入れることで、噛む負担を抑えつつ必要な栄養を補いやすくなります。
装置別(ワイヤー・マウスピース)の工夫を行う
歯列矯正の装置によって、食事時のストレスは異なります。
ワイヤー矯正は装置が口内に当たりやすく、痛みや食べ物が引っかかる不快感が出やすいため、やわらかさや大きさを調整した食事を選ぶことが重要です。
一方、マウスピース矯正は着脱や洗浄の手間から食事回数が減りやすいため、食事や間食を極端に減らしすぎないよう意識しましょう。
当院の透明なマウスピース矯正「インビザライン」の特徴とメリットは下記をご覧ください。
以前の食べる量と比較してみる
歯列矯正中の体重減少は、本人が気づかないうちに進んでいることが多いです。
矯正前の食生活を思い出し、現在と比較してみることで、自分では意識していなかった変化に気づくことがあります。
食事をめんどくさがらず、意識して摂取する
準備や後片付け、歯磨きの手間を考えると、つい食事を後回しにしてしまうことがあります。
そのため、矯正中は「お腹が空いたら食べる」という感覚だけではなく、「体を維持するために食べる」という意識を持つことが大切です。
歯列矯正中の痩せすぎの状態に関するよくある質問

歯列矯正中の痩せすぎの状態に関するよくある質問は次のとおりです。
- 歯列矯正で痩せたとブログで良く見ますが本当ですか?
- 現在歯列矯正中で食事にめんどくささを感じますがどうすればいいですか?
- 歯列矯正で何キロ痩せるのが正常ですか?
それぞれ回答します。
歯列矯正で痩せたとブログで良く見ますが本当ですか?
歯列矯正で痩せたという声は確かに見られますが、その多くは治療による副次的な影響です。
歯列矯正によって直接体重が落ちるわけではなく、噛みにくさや痛み、食事の手間といった理由から、結果的に食事量が減っているケースがほとんどです。
現在歯列矯正中で食事にめんどくささを感じますがどうすればいいですか?
歯列矯正中に食事を面倒に感じるのは、決して珍しいことではありません。
完璧な食事よりも続けられる食事を優先し、手間の少ない方法で栄養を摂る工夫をすることが、体重や体調の安定につながります。
食事がめんどくさく感じる方には、毎日8分くわえるだけの加速矯正治療もおすすめです。
歯列矯正で何キロ痩せるのが正常ですか?
歯列矯正はダイエットではないため、「何キロ痩せるのが正常」という基準はありません。
一時的に体重が減ることはありますが、それは治療の目的ではなく、あくまで副次的な変化です。
「痩せられたら嬉しい」と感じる気持ちは自然ですが、歯列矯正を体重を落とす手段として捉えてしまうと、食事を我慢する方向に意識が向きやすくなり、結果的に体調を崩してしまいます。
歯列矯正で痩せすぎになる原因と対処法まとめ

歯列矯正中に痩せてしまう原因は、治療そのものではなく、食事量や食習慣の変化にあります。
歯列矯正中の痩せすぎを防ぐためには、無理に食事量を増やそうとするのではなく、食べやすさや続けやすさを意識しましょう。
当院では、透明で目立たないインビザラインや加速矯正で治療期間を短縮できます。
セカンドオピニオンにも対応していますので、歯列矯正でお悩みのある方は、お気軽に当院の無料相談をご活用ください。

