インプラント治療を検討する際、多くの方が気にされるのが費用です。
インプラントは高額というイメージが強く、治療に踏み切れない方も少なくありません。
本記事では、インプラント治療にかかる費用の内訳や相場、費用を抑えるポイントについて詳しく解説します。
インプラント治療を受けたいが、費用が気になる方はこの記事を参考に自分に合った歯科医院を見つけてください。
インプラント治療の費用構成は次のとおりです。
それぞれ説明します。
CT撮影や口腔内検査など事前の精密検査に「診断料」がかかります。
この段階で顎の骨の状態や噛み合わせ、インプラントの適応可否が確認されます。
次にインプラントを顎骨に埋め込む「手術費」が必要になります。
手術後、上部構造(人工歯やアバットメント)を装着する費用もかかります。
インプラント体や人工歯の素材も費用に大きく影響します。
チタン製やジルコニア製など、材質によって費用差が生じます。
また、保証期間やアフターケアの有無も費用に関わる重要な要素です。
長期保証や定期メンテナンスが受けられる歯科医院では、初期費用がやや高めに設定される傾向がありますが、術後も安心して治療を受けられます。
当院では10年間の保証制度を設けているので、詳しくは以下を参考にしてください。
インプラント治療の相場価格は下記のとおりです。
それぞれ解説します。
インプラント治療の相場は、1本あたり30万〜50万円が一般的です。
通常、診断料・手術費・人工歯費用が含まれますが、歯科医院によってはこれらが別途かかる場合もあります。
治療前の骨造成手術や、静脈内鎮静法などオプションを追加すると、その分費用も上乗せされます。
例えば、骨移植やサイナスリフトなどが必要な場合、1回あたり数万円〜数十万円の追加費用が発生することもあります。
当院では骨移植、骨造成治療が不要なザイゴマインプラントも行っているので、気になる方は次のページをご覧ください。
最近では「格安インプラント」を謳う歯科医院も見受けられますが、費用の安さだけで選ぶのは注意が必要です。
低価格の背景には、インプラント体や人工歯の品質が標準より劣る場合や、手術工程が一部省略されている、術後のアフターケアが十分でない、といったリスクがあります。
インプラント治療は一生涯の口腔機能や健康に関わる重要な医療行為です。
費用の安さだけで歯科医院を選ぶと、後悔するリスクも高くなります。
格安インプラントのリスクや歯科医院の選び方は下記の記事で解説しているので、確認してみてください。
格安インプラントの注意点と歯科医院選びで大切なポイントを見てみる
インプラント治療に保険や医療費控除は適用されるのか以下の点を確認してください。
順番に見ていきましょう。
インプラント治療は、費用はすべて自己負担となり、保険診療のような定額制度がありません。
ただし、交通事故や先天的な顎骨欠損など「特定の症例」に限り、保険が適用される場合があります。
インプラント治療は原則自由診療ですが、確定申告で「医療費控除」を受けられます。
控除の対象となるのは、審美目的ではなく、噛む機能回復など治療目的のインプラントです。
医療費控除は年間10万円以上の医療費を支払った場合に、所得税の還付と住民税の軽減がされる仕組みです。
医療費控除の計算方法や確定申告の仕方については以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。
インプラントの費用を抑えるためにできることは、下記のとおりです。
順番に解説します。
全ての歯をインプラントにせず、残せる歯は温存し必要な部位だけインプラントにする「部分治療」や、入れ歯・ブリッジとの併用なども有効です。
また、治療計画を段階的に進めることで、一度にかかる負担を軽減できます。
同じ内容の治療でも、歯科医院によって費用やプラン、保証内容に違いがあります。
複数の歯科医院でカウンセリングを受けてみてください。
現在、虫歯の治療やメンテナンスで通っている歯科医院でそのまま治療を決めるのではなく、インプラントなどの専門治療を行っている歯科医院でカウンセリングを受けてみることがおすすめです。
専門院では、より高度な治療提案や設備が整っている場合が多く、ご自身にとって最適な選択肢が見つかる可能性があります。
インプラント治療の費用は、診断から手術、人工歯の装着まで多岐に渡り、1本あたり30万〜50万円が相場となっています。
素材や保証、オプションの有無によっても金額は変動し、費用が安い歯科医院には注意が必要です。
費用負担を抑えるためには、治療範囲を絞ったり、複数の歯科医院で相談し最適なプランを選ぶことがポイントです。
当院は東海エリアに4つの歯科医院を展開する医療法人スマイルの栄院です。
無料相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。