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インプラントのメンテナンス方法を紹介!重要性や注意点も解説

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カテゴリ:インプラント

インプラントのメンテナンス方法を紹介!重要性や注意点も解説

インプラントのメンテナンス方法を紹介!重要性や注意点も解説
インプラントは、失った歯を補うための有効な治療法です。
長く快適に使い続けるためには定期的なメンテナンスが不可欠であり、怠るとインプラント周囲炎などのトラブルや、他の歯に悪影響を与えるリスクがあります。
メンテナンスには、歯科医院でのメンテナンスと自宅でのセルフメンテナンスがあり、双方を組み合わせることがリスクを低減するポイントです。
この記事では、インプラントのメンテナンスがなぜ重要なのか、適切な頻度や具体的な内容、そして自宅でできるセルフケアのポイントを紹介します。

インプラントでメンテナンスが重要な理由


インプラントでメンテナンスが重要な理由

インプラントは一度挿入すれば終わりではなく、定期的なメンテナンスが重要になります。
ここでは、その理由について詳しく見ていきましょう。

インプラント周囲炎を予防する

インプラントでメンテナンスが重要になる理由は、インプラント周囲炎の予防をするためです。
インプラント周囲炎は、インプラントを支える歯茎や骨に炎症が起こる疾患で、放置するとインプラントの脱落につながるリスクがあります。
また、インプラント周囲炎は自覚症状が少ないまま進行することも多く、患者自身が気づきにくいのも特徴です。
早期発見、早期対策によって炎症の進行を防ぎ、インプラントの寿命を延ばすことができます。日々のセルフケアと専門的なメンテナンスの両立が、健康な状態を保つために欠かせません。

インプラントのトラブルに備える

インプラントでメンテナンスが重要な理由の一つは、さまざまなトラブルを未然に防ぐためです。
インプラントは人工物であるため、ネジの緩みや上部構造、噛み合わせのズレなどのトラブルが発生する場合があります。これらのトラブルの中には、自覚がないまま進行することも多く、気づいたときには修理や再治療が必要になるケースも少なくありません。
定期的なメンテナンスを受けることで、歯科医師がインプラントや周囲組織の状態、噛み合わせなどを細かくチェックし、早期発見・対応が可能となります。

健康な歯を守る

周囲の健康な歯を守るためにも、インプラントのメンテナンスは重要です。
インプラントの周囲が不衛生な状態になると、プラークや歯垢がたまりやすくなり、隣接する天然歯や歯茎にも悪影響を及ぼします。これによって、虫歯や歯周病のリスクが高まり、最悪の場合は健康な歯を失いかねません。
また、インプラントの不具合が周囲の歯の噛み合わせを悪くし、他の歯に大きな負担をかけてしまう場合もあります。
定期的なメンテナンスによって、インプラントだけでなく口腔内全体の健康状態がチェックでき、トラブルの早期発見や防止につながります。

メーカー保証を受ける

インプラントのメーカー保証を受けるためには、定期的なメンテナンスが必須条件になっていることも多くあります。
決められた間隔で歯科医院のメンテナンスを受けていない場合、万が一トラブルが発生した際に保険が適用されなくなるため注意が必要です。保証期間中に不具合が起きた場合でも、メンテナンス記録があれば、無償治療や再治療等のサポートを受けることができます。
ちなみに、保証内容はメーカーや製品によって異なり、インプラント体のみならず、上部構造の破損やアバットメントの緩み・脱落も対象となるケースがあります。
保証を活用するためには、保証書やメンテナンス記録をきちんと保管しておきましょう。

インプラントのメンテナンス頻度


インプラントのメンテナンス頻度

インプラントのメンテナンス頻度は、一般的に3〜6か月に1回が目安とされています。
ただし、この頻度は口腔内の状態やリスクによっても変わるため、歯科医師と相談しながら決めることが大切です。特に治療をしてから1年以内や歯周病リスクが高い場合は、2〜3か月ごとの受診が推奨されるケースもあります。
また、インプラントのメンテナンスは、基本的に装着している間は必要です。自己診断で受診間隔を空けるのではなく、必ず歯科医師の指示に従って適切な頻度での受診を心がけましょう。

インプラントのメンテナンス内容


インプラントのメンテナンス内容

インプラントを長持ちさせるためには、さまざまなチェックやクリーニングが欠かせません。
ここでは、インプラントのメンテナンス内容を解説します。

口腔内のチェック

口腔内のチェックは、インプラントの健康を維持するための基本となる工程です。
歯科医師・歯科衛生士がインプラント体はもちろん、周囲の歯茎や粘膜の状態も細かく観察します。具体的には、炎症や腫れ、出血、プラークの付着がないかを丁寧に観察し、異常がないかどうかを早期に発見します。
口腔内のチェックにより、インプラント周囲炎の兆候や、隣接する歯の影響などを早期発見し、トラブルの進行を未然に防ぐことが可能です。

レントゲン検査

レントゲン検査は、インプラントの異常やトラブルを早期発見するために不可欠です。
この検査によって、インプラント周囲の状態やインプラント体の結合状況、骨吸収の有無、肉眼では確認できない部分まで詳細にチェックできます。
特に、インプラント周囲炎や骨の減少、インプラントの位置異常、内部のネジの緩みなど、見た目ではわからない問題を画像で把握できるのがメリットです。また、必要に応じてCT撮影を追加することによって、さらに精密な検査を受けることもできます。

噛み合わせの調整

噛み合わせの調整は、インプラントや周囲の歯に負担をかけないために不可欠です。
噛み合わせがズレていると、インプラントや天然歯に大きな力がかかり、インプラントの破損や炎症、顎関節症の不調につながる場合があります。そのため、定期的にメンテナンスを受けて、噛み合わせの状態を確認し、必要に応じて微調整を行うことが大切です。
噛み合わせの調整では、歯科医師が噛み合わせの高さやバランス、左右の力のかかり方などを細かくチェックし、必要に応じて微調整を行います。
違和感や痛みがなくても、少しのズレが長期的なダメージにつながるため、自己判断せずにプロのチェックが欠かせません。

クリーニング

メンテナンスで行うクリーニングは、インプラントを長持ちさせるために重要です。
インプラント自体は虫歯にならないものの、歯茎の炎症や骨の吸収が進むと、インプラントの脱落につながるリスクがあります。そのため、定期的なクリーニングを行い、口内を清潔に保つことが欠かせません。
クリーニングでは、専用のスケーラーや超音波機器を使い、インプラントや周囲の歯茎、インプラント周囲のポケット内にたまったプラークや歯石を除去します。
場合によっては、レーザーやパウダー洗浄を使うこともあり、インプラントや歯茎を傷つけずに汚れを除去します。

ブラッシング指導

ブラッシング指導は、インプラントを長く健康に保つために欠かせません。
インプラントは天然歯に比べて汚れがたまりやすく、磨き残しがあると、インプラント周囲炎などのトラブルにつながるリスクが高まります。そのため、患者一人ひとりの口腔内の状態やインプラントの位置、歯並び、手の動かし方などをチェックし、その人に最適なブラッシング方法をアドバイスします。
また、磨き残しやすい部位やプラークがたまりやすい場所も、鏡や染め出し液で確認し、磨き残しがないかチェックします。

インプラントのセルフメンテナンス


インプラントのセルフメンテナンス

インプラントを長持ちさせるためには、歯科医師のメンテナンスだけでなく、セルフメンテナンスも大切です。
ここでは、セルフメンテナンスの方法やポイント、注意点を紹介します。

やわらかい歯ブラシを使う

インプラント周囲の歯茎は、天然歯に比べてデリケートであるため、毛先がやわらかい歯ブラシを選ぶ必要があります。
硬い歯ブラシを使うと、歯茎を傷つけてしまい、出血の原因になることがあるため注意しましょう。その点、やわらかい歯ブラシであれば、歯茎への刺激が少なく、インプラントの周囲もやさしく磨くことができます。
また、歯ブラシのヘッドは小さめを選ぶことにより、奥歯やインプラント周囲の細かな部分までしっかり届きます。
インプラントの根元や歯と歯茎の境目など、汚れがたまりやすい場所を意識し、丁寧に磨くようにしましょう。

歯磨きを丁寧に行う

インプラントの周囲はプラークや汚れがたまりやすいため、毎日の歯磨きを丁寧に行うことが大切です。
丁寧な歯磨きのポイントについて以下の表にまとめています。

歯磨きのポイント解説
歯と歯茎の間を意識プラークがたまりやすいため、歯ブラシの毛先をしっかり当てて磨く
一本ずつ磨くインプラントや歯を1本ずつ小刻みに動かしながら、磨き残しを防ぐ
優しい力で磨く歯茎を傷つけないために、やさしい力でブラッシングする
小刻みに動かす歯ブラシを小刻みに動かすことで、しっかり汚れを落とす
鏡で確認する磨き残しがないか鏡でチェックする

このようなポイントを意識して丁寧に歯磨きを続けることで、トラブル防止やインプラントの長持ちにつながります。特に歯と歯茎の境目や、インプラントの根元部分は磨き残しが多くなりがちであるため、時間をかけて一本ずつ丁寧に磨きましょう。

歯間ブラシを使う

インプラントのセルフメンテナンスでは、歯間ブラシの活用もポイントの一つです。
歯間ブラシを活用することによって、通常の歯ブラシでは届きにくい部分のプラークを除去しやすくなります。インプラント周囲炎や歯茎の炎症を予防するためにも、毎日のケアに取り入れましょう。
歯間ブラシの使い方とポイントは以下の通りです。

  • 鏡を見ながら、鉛筆を持つように軽い力で歯間ブラシを持つ
  • 歯と歯の間の三角形の部分に、ゆっくりと斜め下からブラシを挿入する
  • ブラシを水平にし、歯面に合わせて2~3往復させる

奥歯やインプラント部分には、L字型の歯間ブラシが使いやすくておすすめです。また、歯間ブラシのサイズは歯と歯の隙間に合ったものを選び、無理に挿入しないようにしましょう。

研磨剤が入っていない歯磨き粉を選ぶ

インプラントのセルフメンテナンスでは、研磨剤が入っていない歯磨き粉を選ぶことも重要なポイントです。
インプラントの表面は傷つきやすく、研磨剤入りの歯磨き粉を使うと、表面に細かな傷ができてしまってプラークや細菌が付着しやすくなります。また、研磨剤や顆粒が歯周ポケットに入り込むと、インプラント周囲炎のリスクが高まる点にも注意が必要です。
「研磨剤フリー」「低研磨」などの表記がある歯磨き粉、または歯科医院で販売されているインプラント専用歯磨き粉がおすすめです。

口腔内洗浄液を使う

口腔内洗浄液は、インプラントのセルフメンテナンスにおいて細菌の繁殖を抑え、インプラント周囲炎や歯周病の予防に役立つアイテムです。
歯磨きや歯間ブラシでは落としきれなかった汚れや細菌を洗い流し、口腔内をより清潔に保つ効果が期待できます。
マウスウォッシュは、歯磨きで物理的に汚れを落とした後に使うことで、殺菌効果を高められます。朝晩の歯磨き後や、外出先で歯磨きができない時にも役立つでしょう。
ただし、マウスウォッシュだけでは完全にプラークの除去は難しいため、歯ブラシや歯間ブラシを併用することが大切です。使用方法や頻度は製品の説明書を確認するか、歯科医師に相談することをおすすめします。

まとめ 

インプラントを長持ちさせ、快適に長く使い続けるためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスと日々のセルフメンテナンスの両立が欠かせません。
メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎や噛み合わせのトラブル、周囲の歯への悪影響などリスクが高まります。歯科医院でのメンテナンスでトラブルを早期発見し、自宅ではやわらかい歯ブラシや歯間ブラシ、マウスウォッシュなども活用して丁寧にケアしましょう。
これらのメンテナンスを習慣化することにより、インプラントの寿命を延ばすだけでなく、周囲の天然歯や歯茎の健康を守ることもできます。
アルティメイト栄歯科・矯正歯科』は、患者さま一人ひとりのライフスタイルやお口の状態に合わせたオーダーメイドのインプラント治療と、徹底したメンテナンスサポートを提供しています。
治療前の丁寧なカウンセリングと精密な診断、最新の医療機器を活用した安全性の高い施術、そして治療後も安心して通える定期的なメンテナンス体制を整えています。
インプラントに興味があるという方も、まずはお気軽にお問い合わせください。

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