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インプラントは何歳から可能?年齢制限や適正年齢を解説

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カテゴリ:インプラント

インプラントは何歳から可能?年齢制限や適正年齢を解説

インプラントは何歳から可能?年齢制限や適正年齢を解説
インプラント治療は、失った歯を自然な見た目と機能で補うことができる治療法です。
しかし、治療を受ける年齢やタイミングによって、そのメリットや注意点は大きく異なります。顎の骨の成長が完了すると治療が可能となり、年齢上限は特にありませんが、健康状態や骨の質・量なども重要です。
若いうちに治療を受ける利点や、高齢になってから治療を検討する際の注意点を事前に理解しておくことが大切です。
この記事では、インプラントは何歳からできるかをはじめ、年齢制限や適正年齢について紹介します。

インプラント治療とは


インプラント治療とは

インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける歯科治療です。インプラントは以下の3つのパーツで構成されます。

  • インプラント体
  • アバットメント
  • 人工歯

インプラント体は骨としっかり結合するため、天然歯に近い噛み心地や見た目を再現できます。従来の入れ歯やブリッジと異なり、周囲の健康な歯を削る必要はなく、食事や会話も自然に行うことが可能です。
治療はカウンセリングや検査から始まり、外科手術を経て人工歯の装着、そのあとは定期的なメンテナンスが必要となります。

インプラント治療は何歳からできる?


インプラント治療は何歳からできる?

インプラント治療は、年齢による制限がほとんどなく、幅広い年代で受けることが可能です。
ここでは、年齢ごとのポイントについて解説します。

年齢制限はない

インプラント治療には明確な年齢制限がありません。
基本的には顎の骨の成長が完了していれば、若年層から高齢者まで幅広く治療を受けることができます。年齢よりも重視されるのは、全身の健康状態や顎の骨の質・量、口腔内の衛生状態などです。
また、インプラント治療は外科手術を行うため、持病がある場合、骨粗しょう症などで骨が弱くなっている場合には治療前に医師と十分に相談する必要があります。

若年層は20歳前後からが目安

インプラント治療を行う年齢について、若年層は20歳前後からが一つの目安になります。
なぜなら、20歳前後は一般的に顎の骨格が安定し、親知らずの生え揃いも落ち着く時期であるためです。
インプラント治療は、顎の骨の成長が完了していることが条件となります。それより早い段階だと、後から骨の成長によってインプラントがずれて歯並びに悪影響が出るリスクがあるため注意が必要です。
また、顎の骨の成長には個人差があるため、20歳前後でも成長が続いている場合は治療を見送るケースもあります。

高齢者は70歳を目安に相談

インプラント治療に年齢制限はないものの、70歳を目安に一度歯科医師へ相談することが推奨されます。
高齢者の場合は持病がある方が多く、これらの疾患が治療リスクやインプラント治療の成功率に影響します。
また、顎の骨の質や量が十分でない場合は、骨造成などの追加処置が必要です。
このように、70歳を超えてもインプラント治療は可能ですが、全身の健康状態や服薬状態、骨の状態などを十分に調べたうえで治療計画を立てることが重要です。

インプラント治療は若いうちがおすすめ


インプラント治療は若いうちがおすすめ

インプラント治療は、若いうちに受けることで多くのメリットが得られます。
ここでは、その理由を解説します。

健康な歯への影響が少ない

若いうちにインプラント治療を受けるメリットは、健康な歯への影響が少ないことです。
従来のブリッジ治療では、失った歯の両隣の健康な歯を削る必要があります。しかし、インプラントは人工歯根を直接顎の骨に埋め込むため、周囲の歯を削る必要がありません。
このため、他の歯への負担を最小限に抑え、将来的な歯の健康を守ることができます。さらに若いほど歯や歯茎の状態が良好であるため、インプラントがしっかりと定着しやすいことも利点です。
健康な歯を守りながら、自然な噛み心地を取り戻せるのが、若いうちにインプラント治療を受ける魅力です。

治療の成功率が高い

インプラント治療は、若いほど治療の成功率が高い傾向にあります。
その理由は、若年層では顎の骨の質や量が十分にあり、骨の再生力も高いため、インプラントがしっかり骨に結合しやすいためです。加齢とともに骨密度が低下したり、歯周病などのリスクが高まったりするため、高齢になるほどインプラントが定着しにくくなります。
ただし、年齢そのものがインプラントの成功率を左右するわけでなく、高齢者でも健康状態が良好であれば高い成功率が期待できます。

見た目の違和感が少ない

若いうちにインプラント治療を行うことで、見た目の違和感が少なく、より自然な形に仕上がりやすいメリットがあります。
これは、歯や歯茎の状態が良い若年層は、インプラントと周囲の天然歯との色や形の調和がとれやすく、人工歯であることがわかりにくいためです。
また、若いほど歯茎の厚みや弾力が保たれているため、歯肉とインプラントの境目も目立ちにくく、審美性が高い状態を維持しやすくなります。

高齢になってからインプラント治療を受ける注意点


高齢になってからインプラント治療を受ける注意点

インプラント治療に年齢制限はありませんが、高齢になってからの治療にはさまざまなリスクや注意点があります。
ここでは、具体的なリスクや注意点を解説します。

持病で受けられない場合がある

高齢者の方がインプラント治療を受ける際の注意点は、持病によって治療が受けられない場合があることです。
例えば、重度の糖尿病や心臓疾患、血液疾患などの持病を抱えていると、インプラント治療が難しい場合があります。また、免疫力が著しく低下している場合も、インプラント治療ができないケースがあります。
一方で、持病があってもコントロールされていれば治療可能な場合もあるため、主治医や歯科医師と十分に相談し、リスク評価を受けることが重要です。

体力の低下で外科手術が難しい場合がある

高齢者の方は、体力の低下が原因でインプラント治療が難しい場合があります。
インプラント治療は外科手術を伴うため、一定の体力や回復力が必要です。術後の腫れや感染症への抵抗力も若い頃に比べて低下するため、手術自体が大きな負担になることもあります。
特に長時間の手術や複数のインプラント埋入が必要な場合は、体への負担も大きくなるため注意が必要です。体力に自信がない場合や不安がある場合は、手術方法や治療計画について歯科医師と十分に相談し、無理のない範囲で治療を進める必要があります。

骨の状態によっては治療が難しい場合がある

高齢者の方は、骨の状態によってはインプラント治療が難しいケースもあります。
その理由は、年齢と共に骨密度が低下しやすく、インプラントが定着しにくくなるためです。インプラント治療では、顎の骨がインプラントをしっかり支える必要があります。骨の質や量が不足していると、インプラントを支える力が弱くなるため、治療の成功率が下がるリスクがあります。
この場合は、骨造成やサイナスリフトなどの追加処置で対応できる場合もありますが、これらも体への負担が大きくなるため慎重な判断が必要です。

感染症のリスクが高まりやすい

高齢者の方がインプラント治療を受ける場合、感染症のリスクが若年層に比べて高い点にも注意が必要です。
加齢による免疫力の低下や糖尿病などの慢性疾患を抱えている場合、傷の治癒が遅れやすく、インプラント周囲炎などの感染症リスクが高まります。また、口腔内の清掃が不十分になると、細菌が増殖しやすくなります。
治療前には全身状態のチェックが不可欠で、持病がある場合は主治医と歯科医師の連携が重要です。

メンテナンスで通う必要がある

インプラント治療後は、定期的なメンテナンスが欠かせません。
高齢者の方は、体力や交通手段の問題から通院が難しくなることもあります。しかし、インプラントを長持ちさせるためには、歯科医院での専門的なクリーニングや健康状態を把握する必要があります。
3か月から半年に1回程度の頻度で歯科医院を受診し、インプラントや歯茎の状態をチェックしてもらうことが重要です。

老後を考えた際のインプラントの重要性


老後を考えた際のインプラントの重要性

インプラント治療は、失った歯を補うだけでなく、噛む力や全身の健康維持、認知症予防など多くの面で高齢期の生活を支えます。
ここでは、老後を考えた際のインプラントの重要性を紹介します。

噛む機能が維持できる

インプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、自分の歯に近い感覚でしっかり噛むことができます。
高齢になると歯を失ったり弱ったりすることで、噛む力が低下し、食事の幅が狭まって栄養バランスが崩れやすくなります。インプラント治療を受けることで、硬いものや繊維が多い食事も無理なく噛むことができ、食事の楽しみや満足感を保つことが可能です。
噛む機能の維持は栄養バランスのとれた食生活を支えるだけでなく、健康寿命を延ばすうえでも重要な役割を果たします。

認知症予防につながる

インプラント治療は、しっかり噛むことによって脳の刺激が保たれ、結果として認知機能の維持に寄与する可能性があるとされています。
その理由は、天然歯に近い感覚で噛むことができ、しっかり噛むことで脳が活性化するためです。
歯を失い、噛む力が低下すると脳への刺激が低下し、脳の血流量が低下することで認知機能の低下や認知症リスクの増加が指摘されています。その点、インプラントは顎の骨に直接固定されるため、噛む力を天然歯とほぼ同じレベルまで回復できます。
しっかり噛むことで脳の血流が促進されて、記憶力や判断力の維持に役立つほか、認知症予防の効果も期待できるでしょう。

全身の健康維持につながる

インプラント治療は、単に歯を補うだけでなく、全身の健康維持にも大きく貢献します。
しっかり噛めるようになることで、さまざまな食材をバランスよく摂取できるようになり、栄養不足や偏食を防げるためです。
インプラントを使用すれば、肉や野菜、繊維質の多い食品も比較的無理なく噛めるようになるため、タンパク質やビタミン、ミネラルなど健康維持に欠かせない栄養素をしっかり摂取できます。
また、よく噛むことで唾液の分泌が促進され、口腔内の自浄作用が高まり、虫歯や歯周病の予防も期待できるでしょう。
さらに咀嚼による刺激は消化器官の働きを活発にし、消化吸収を助ける働きもあります。これにより胃腸への負担が軽減され、全身への代謝や免疫力の向上にも寄与します。

入れ歯に比べて管理しやすい

インプラントは、入れ歯に比べて日々の管理がシンプルで快適です。
インプラントは顎の骨にしっかりと固定されているため、天然歯と同じように歯ブラシや歯間ブラシを使った通常の口腔ケアで十分です。一方、入れ歯は毎日取り外して専用のブラシや洗浄剤で洗い、夜間は外して保管する必要があるなど手間がかかります。
また、インプラントは適切なメンテナンスを行えば20年以上の耐久性が期待でき、長期間安定した状態で使い続けることが可能です。入れ歯は5年〜7年で作り替えや調整が必要となり、使い続けるうちに歯茎やかみ合わせも変化しやすい傾向があります。
このように、インプラントは日常のケアや長期的な管理の面で高齢者にも扱いやすいメリットがあります。

まとめ

インプラント治療は、顎の骨の成長が完了すれば受けることができ、年齢上限は特にありません。若いうちに治療を受けることで、骨の再生力が高く、健康な歯への影響も少ないなど、多くのメリットがあります。
一方、高齢者でも健康状態や骨の質・量が十分であれば治療は可能ですが、持病や体力、骨密度などのリスクにも考慮して治療計画を立てる必要があります。
インプラントは、しっかり噛めることで全身の健康や認知症予防にもつながり、入れ歯よりも管理しやすい点も魅力です。歯について気になることがある場合は、早めに歯科医師と相談し、自分に合った最適な治療法を選択しましょう。
インプラント治療を検討している方は、『アルティメイト栄歯科・矯正歯科』までお気軽にご相談ください。当院ではCTや3D診断ソフトを活用し、患者様一人ひとりの歯や骨の状態を詳しく確認したうえで、最適な治療計画をご提案します。
また、インタラクティブなガイダンスにより、ハンドピースのあらゆる動きを追跡し、インプラント埋入を正確に行えるX-ガイドも導入しています。
さらに無料カウンセリングや明確な料金体系、10年保証など、安心して治療を受けていただける体制を整えております。
骨が少ない方や難症例にも対応可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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